【神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん】過去の大切さがわかる本

こんばんは!本が大好きなカズキです!

1年前から速読教室に通い、最近になって本を読み始めています。
読んだ本の中には、他の人にも知って欲しい内容がいくつもあります。
なので、これからは週に1回のペースで書評を書いていきます(^^)

その書評で少しでもみなさんの人生が変われば嬉しく思います。

さて、その第1回目に紹介する本は「神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん」です。
神戸をメインにしたブログなので、やはり、第1回目は神戸についての本を紹介しなくてはですね(°▽°)

あらすじ

この本は、竹村優希作のノベルスで、現在は1巻と2巻の2冊が出版されています。

仕事に疲れてしまった主人公の”高橋寛人”は亡くなった祖父である“斉藤万“からアンティーク堂を継ぐために神戸に移り住むことになります。

そのアンティーク堂は神戸市栄町にある『栄町アンティーク堂 DIX MILLE』という名前の店ですが、この店の名前1巻2巻を通して最初の数ページしかでてきません。
読んだ私も「へー、そんな名前だったんだ」と思いながらこの書評を書いていました(笑)
本書でも「誰もその名を呼ばない」と書かれていて、まさにその通りでした。

そのアンティーク堂には万が経営していた時から“後野茉莉”という修理屋さんが働いています。
“あとのまつり“って変わった名前ですよね。いい意味があるのかと調べて見ましたが、いい意味らしいものは見当たらなかったです。誰かご存知の方がいましたら教えてください(^^)

この物語は、寛人と茉莉の2人が中心になり、アンティーク堂内で物語が進んでいきます。
神戸が舞台なので神戸の街並みなどが出てくるのかと思いきや、いきなり東京に出かけるというのには驚きました。そういうこともあるので、1巻に関してはほとんど神戸に関するものは出てきません(^^;
2巻では結構出てきて、最後は「なるほど!ここでこの場所か!」となるので、そこは読んでのお楽しみです!

本編は修理して欲しいものを持ち込んでくるお客さんやその周りの人々が一緒に持ち込んでくる悩みを、寛人と茉莉、というか、ほとんど茉莉が解決していきます。
アンティーク堂というだけあり、修理の依頼に出されるものは、昔使っていたものや使い古したものが多いです。
そして、主人公は元エンジニアのため、どちらかといえば新しいもの好き。
そのため、アンティークに対してはガラクタという表現をしています。
そんな主人公が古いものを大切にするお客さんと触れ合うことで、アンティークに対する見方を変えていき、さらに過去を思い出していき、成長までしていきます。

あまり書きすぎるとネタバレになってしまうので、本の紹介はここまでにします!
主人公が新しいもの好きで、元エンジニアという箇所が自分と一致してたので、私は主人公の気持ちがすごくわかりました(^^)
私もアンティークはガラクタと言いそうです(笑)

個人的には1巻の最後からちょこちょこ登場する、凜ちゃんがいいキャラしてて好きです!

日常系の話ですが、過去の大事さが改めて知れる良い本になっていますので、ぜひ読んでみてください!

登場する神戸の名所

それでは、この本に登場する神戸の名所を少しだけご紹介いたします!

  • マネケン
    神戸のお店ではありませんが、三宮駅のマネケンのワッフルが登場します。この時期は白桃ワッフルが販売中です!
  • 栄町
    この物語の舞台です。ですが、栄町周辺の話は全然出てきません。残念!
  • 須磨
    須磨水族館、須磨海浜公園が有名な場所だよね。と、チラッと出てきます。
    須磨浦公園の話も出てきます。春に行くと桜がきれいな場所ですね(^^)
  • 須磨離宮公園
    2巻で主人公が訪れる場所です。元々は皇室の離宮がありましたが、戦争で焼失してしまい、現在は植物園になっています。アスレチックや季節のイベント、フラワーアレンジメント教室もあるので、子供から大人まで楽しめる場所です。
  • 神戸ハーバーランド
    ここも主人公が訪れる場所です。紹介するまでもなく神戸市のメジャー観光地のひとつですね。umie、ポートタワー、観覧車など色々楽しめる場所になっているので、神戸を初めて訪れる人にはぜひ行っていただきたい場所です(^^)
  • 神戸ルミナリエ
    メジャーもメジャーなイベントですね!県外の方でもご存知の方は多いでしょう。「ルミナリエって人多いですよね、僕は人混みが苦手です」と主人公が話をしています。わかります!私もです!

もうひとつ登場する場所がありますが、盛り上がりの舞台のひとつなので、ここでは紹介しないようにします。
ぜひ、実際に読んで確認してみてください(°▽°)

まとめ

神戸市はあまり登場しませんが、色々と考えさせられる部分が多くて面白かったです。

実は作者は山口県出身で東京都在住で、神戸どころか兵庫県とも関係ない人なのですね。
それでも、きっちり神戸の紹介を入れているところが、リサーチ力が高いなと思いました(^^)

他にも面白そうな本を書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみてください!

神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん (双葉文庫)
仕事と恋に疲れた高橋寛人は、亡き祖父のアンティークショップを継ぐために神戸に移り住んだ。そこで出会ったのは、お店を間借りしている修理職人の後野茉莉。古い物に全く興味のない寛人だが、茉莉が修理をするモノに触れているうちに、“過去”を修理する勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も様々な修理の依頼が届いてくる。

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